リカバリ用USBメモリからWindows 10を再インストール | 「Diginnos Stick DG-STK1B」で自宅サーバを作る その2
どうも、とむむです。
早速、前回のエントリーの続きをお送りしたい。
前々回のエントリー*1に書いた今後の予定の以下の点になる。
前回のエントリーで準備したUSBメモリを利用するのだが、1点大きな注意点*2がある。
リカバリ用USBメモリから再インストールすると、本体のリカバリ領域が消える!こと。
この回避方法についても触れながら進めていきたいと思う。
リカバリ領域が消える問題の対策
本体のSSDの中身をゴッソリ書き出す以外に方法はない。
実際には、サードパーティーのバックアップツールで、リカバリ領域も含めた初期セットアップ直後の状態のバックアップを取っておくことになると思う。
残念ながら、とむむの場合は迂闊にもその可能性をあまり考えずにリカバリーし、その後に気付くという後の祭りを演じてしまったので、予備機を購入した際にSSDのイメージバックアップにチャレンジしてみたいと思う。
リカバリ手順
繰り返しになるが、、
リカバリ用USBメモリから再インストールすると、本体のリカバリ領域が消える!こと。
を分かった上で実施して欲しい。
具体的には
という2点だ。
Ubuntu Serverの動作確認が終わった段階で余裕があれば、リカバリ用USBメモリのバックアップも試してみようかと思っている。
では、前回のエントリーで作成したUSBメモリを利用して、リカバリを進める。
初期セットアップ時と同様に、USBキーボード&USBマウスが必須なので、お忘れなく…。
ちなみに、リビングのTVなどを利用する場合は、無線タイプ(非Bluetooth)がオススメだ。
- 「Diginnos Stick DG-STK1B」電源投入後、キーボードの「DEL」を長押しして、BIOS画面を出す。 ↑何気に細かい設定が弄れるようになっているので驚いた。このあたりの話はUbuntu Serverインストール時に…。
- キーボードの「→」などで、「Boot」のところまで移動し、Enterキーを押す。
Boot Optionで、起動の優先順位をUEFI: [USBメモリのデバイス名]に変更する。 ↑一時利用であれば、プライオリティを変更せずに起動できる方法もあるが、そちらは利用せず…。 - 「Microsoft IME」を選択する。
- 「トラブルシューティング」を選択する。
- 「ドライブから回復する」を選択する。
- 「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択する。
- TPMクリアを促されるので、「F12」を押す。
- 数十分の再インストールを経て、この画面が出れば、あと少しだ。
この手順通りやれば、回復ドライブ兼リカバリ用USBメモリからのWindows 10再インストールが可能だ。
次回は、Ubuntu Serverインストール用USBメモリ作成をお送りする予定だ。
「Diginnos Stick DG-STK1B」は今時のPCなのでUEFIでかつ、LegacyなBIOSでのbootをサポートしない構成だ。
更に搭載されているWindows 10が32bitということからも予測されるように、8インチ前後の0円Windows8.1 Tabletと同様で、CPUは64bit対応だが、UEFIは32bitのみというLinuxに優しくない構成になっていると思われる。
次回はそのあたりの話も交えて進めていきたい。
追記(2021年8月14日)
- 新たにDiginnos Stick DG-STK1Bのエントリーを追加したので、ご参考まで。 tomm.hatenablog.com
*1: 1万円以下のスティックPC 「Diginnos Stick DG-STK1B」を買ってみた。 - とむむの日々
*2: とむむは、実行した後に気付いたので完全に後の祭りであった・・・。