とむむの日々

埼玉県某市に住む「とむむ」の日記です。2008年3月から、関心のあることを書き連ねる日常の記録です。

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Ubuntu Serverインストール用USBメモリ作成 | 「Diginnos Stick DG-STK1B」で自宅サーバを作る その3

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どうも、とむむです。

今回からは、最初のエントリーに書いた今後の予定の以下をやっていこうと思う。

入替及び単体での起動まで確認できたが、一度に全部をまとめるには分量が多くなりそうなので、3回に分けてお送りしたいと思う。

まずは、「Ubuntu Serverインストール用USBメモリ作成」からはじめよう。

「Diginnos Stick DG-STK1B」など 32bit UEFIの注意点

前回のエントリーの最後に、以下の様なことを書いた。

「Diginnos Stick DG-STK1B」は今時のPCなのでUEFIでかつ、LegacyなBIOSでのbootをサポートしない構成だ。
更に搭載されているWindows 10が32bitということからも予測されるように、8インチ前後の0円Windows8.1 Tabletと同様で、CPUは64bit対応だが、UEFIは32bitのみというLinuxに優しくない構成になっていると思われる。

その後、BIOSで一通り設定内容等を確認したが間違いないようだ。

とむむは今までチャレンジしたことがなかったのだが、Windows 8.1の低価格タブレットの多くが、上記の構成になっている。
そのため、ちょっと検索してみると、Linuxをインストールするのに苦労した先人たちのブログ等がたくさん見つかった。

「32bit UEFIなら、Windows8.1/10と同じように、32bitのLinuxを使えばいいんじゃないの?」と思う人もいるかも知れないが、 そんな単純な話ではない。
というのも、Linuxディストリビューションの多くがUEFIサポート = 64bit UEFIという暗黙のルールがあって、32bit UEFIの存在は考慮されていない。 
そのあたりの状況は以下のSlideShareが参考になった。

www.slideshare.net

また、今回のUSBメモリの作成等で以下のブログを非常に参考にさせてもらった。

Solid State Life: Asus x205taにUbuntu14.04LTSをインストール

先人の苦労に感謝しつつ、USBメモリの準備に入ろうと思う。

Ubuntu Serverインストール用USBメモリ作成

とむむは、「Diginnos Stick DG-STK1B」をサーバ用途で利用するため、つい先日の10月22日にリリースされたばかりの「Ubuntu Server 15.10」で試した。

Ubuntu ServerもDesktop版のUbuntuも基本的に手順は変わらないので、Desktop版のUbuntuで利用したい場合は最初のISOイメージのところを読み替えて欲しい。また、今回はMac上でUSBメモリの作成を行ったが、Windowsなどでもほぼ同様の手順で可能なので、そこも適宜読み替えてもらえると助かる。

インストールにはUSBメモリを利用するが、Ubuntu Serverの場合は1GB以上のUSBメモリがあれば、OKだ。

  1. Ubuntu Server 15.10のISOイメージをダウンロードする。
  2. UNetbootinをダウンロードする。
  3. UNetbootinで、USBメモリにISOイメージを展開する。 f:id:tomumu:20151105004534p:plain
  4. 32bit UEFIのbootイメージをここからダウンロードする。 f:id:tomumu:20151105003730p:plain ↑rawをクリックする。
  5. USBメモリの/EFI/BOOT以下に、ダウンロードしたbootイメージをコピーする。

    $ cd /Volumes/UNTITLED/EFI/BOOT
    $ cp ~/Downloads/bootia32.efi .

    OS Xの場合。

作成自体は、以上で終了だ。

次回は作成したUSBメモリを使ったUbuntu Serverのインストールになるが、以下の2点のBIOS上での変更を忘れずにやっておきたい。

  • Secure Boot の無効化
  • USBコントローラのEHCIへの切替

実際のUbuntu Serverのインストールやインストール時の注意点は、次回お送りしたい。

追記(2021年8月14日)
  • 新たにDiginnos Stick DG-STK1Bのエントリーを追加したので、ご参考まで。 tomm.hatenablog.com