Ubuntu Server 15.10のインストール | 「Diginnos Stick DG-STK1B」で自宅サーバを作る その4
どうも、とむむです。
今回は、前回のエントリーに書いた以下の予定の以下をやっていこうと思う。
今回の注意点は、BIOSの設定変更とインストール時の設定とUSBメモリから起動する際の設定などである。
では、はじめよう。
準備するもの
Ubuntu Serverをインストール際に内蔵の無線LANはUbuntuなどのOS標準ドライバでの認識が困難なため、OS標準ドライバで認識するUSBの有線LANもしくは、無線LANアダプタの用意も必要にある。
また、USBメモリ、USBキーボード、USBネットワークとUSB機器が3個以上あるため、USBハブを用意した。
- microUSBタイプのUSBハブ
- 有線のUSBキーボード*1
- USB有線LAN or USB無線LANアダプタ
BIOSの設定変更
以下の2点の変更が必要だ。
また、とむむのオススメ設定としては、「Automatic Power Onの有効化」も合わせてやっておきたい。
Secure Bootの無効化
Security > Secure Boot を選択
XHCI Controllerを無効化し、USB 2.0(EHCI) Supportを有効化
- Chipset > South Bridge を選択
- USB Configuration を選択
- XHCI Controller > Disabled を選択
- USB 2.0(EHCI) Support > Enabled を選択
Automatic Power Onの有効化
Advanced > Automatic Power On > Enabled を選択
Ubuntu Serverインストール
とむむは、「Diginnos Stick DG-STK1B」をサーバ用途で利用するため、つい先日の10月22日にリリースされたばかりの「Ubuntu Server 15.10」で試した。
今回の手順は以下のブログを参考にさせてもらった。
- 「Diginnos Stick DG-STK1B」電源投入後、キーボードの「DEL」を長押しして、BIOS画面を出す。
- キーボードの「→」などで、「Boot」のところまで移動し、Enterキーを押す。
Boot Optionで、起動の優先順位をUEFI: [USBメモリのデバイス名]に変更する。 ↑一時利用であれば、プライオリティを変更せずに起動できる方法もあるが、そちらは利用せず…。 - 基本的には、通常のUbunutu Serverのインストールと同じ。気をつけるべき点は、2つ。
インストール用USBメモリから、内蔵DiskのUbuntu Serverを起動
DELキーを押してBIOSに入り、USBメモリのプライオリティが最も高いことを確認してから、以下を行う。
- USBメモリのGRUB画面で、Ctrl + c を押す。
- GRUB shellが起動したら、以下を入力する。
grub> linux (hd1,gpt2)/boot/vmlinuz-4.2.0-16-generic root=/dev/mmcblk0p2
grub> initrd (hd1,gpt2)/boot/initrd.img-4.2.0-16-generic
grub> boot - 無事USBメモリ経由で、bootが可能になった。
次回は以下の内容をお送りする予定だ。
追記(2021年8月14日)
- 新たにDiginnos Stick DG-STK1Bのエントリーを追加したので、ご参考まで。 tomm.hatenablog.com