とむむの日々

埼玉県某市に住む「とむむ」の日記です。2008年3月から、関心のあることを書き連ねる日常の記録です。

MENU

i-dioとの我が攻防 その1

どうも、とむむです。

3月1日から始まったV-Lowサービス「i-dio」の使用感やそのアレコレについて、まとめていこうと思う。
ちょっと長くなりそうだが、最後までお付き合い頂きたい。

はじまり

1月中旬頃に、停波したアナログテレビの使われなくなった周波数帯を利用した新しいサービス「i-dio」が始まるらしいというニュースを見かけた。 同時にそのサービスで利用できるチューナー5万個を無料モニターで配るという。

av.watch.impress.co.jp

停波したアナログTVの電波を利用したサービス? あれ? どっかで聞いたことあるなー、とふと思い出した。
少し前に今年の6月末でサービスを修了するようなニュースは見かけた「NOTTV」だ。
domocoの最新端末からNOTTV対応の文字を見ることがなくなったし、新しい対応端末とかの話をめっきり聞かなくなったので、当然と言えば、当然の流れかもしれない。

www.itmedia.co.jp

ちなみに、「NOTTV」は主に民放のアナログTVが利用していたV-Highと言われる周波数帯を利用していた。
今回の「i-dio」は主にNHKなどが利用していたV-Lowという周波数帯になるらしい。

とむむはdocomoとほとんど縁がなかったので、残念ながら「NOTTV」対応機種を手にすることも、サービスを利用することもなかった。
今回の「i-dio」は無料でWi-Fiチューナーを配るし、職場や自宅、通勤中もエリアに入っているし、将来的にはハイレゾ放送もやると言うので、とりあえず、モニターに応募してみることにした。

当選から…の早い到着

応募から1週間と少し経って、当選のメールが届く。
これはもしかして、ほぼ全員プレゼントなのでは? と思いながら、アンケートのためのユーザ登録を行う。 そこから更に少し経って、2月の上旬に機器が届く。

サービス開始は3月に入ってからなのに、早すぎないか!?
専用のアプリもまだ公開されてないし、何もできないじゃん! と思いながら、電源が入るのと充電できることだけを確認した。 その後は、部屋の片隅に放置。

サービス開始前夜

前日の2月29日にニュースで見かけるまでは、すっかり忘れていた。(笑)

av.watch.impress.co.jp

実は2月の中旬以降にAndroid用のアプリはリリースされていた。
そのことすら気付かずだったが、GooglePlayからアプリをさっくりとインストール。

とりあえず、手持ちのHTC製のスマホが、Wi-Fi Directに対応していることを確認。
iOS版のアプリは3月上旬リリースらしいので、未インストールのままだ。 さぁ、準備万端だ。

サービス当日 お昼頃

3月1日の正午にスタートするということだったので、AndroidスマホWi-Fiチューナーを持って出勤。
その日の正午は都内にいたので、比較的電波状況も良く、アンテナを延ばさなくても、ちゃんと放送が入った!

音質は想像以上で、非常にクリアで明らかにいつも聞いているスマホのストリーミング系の音ではない! 開始スタートは、生放送&生演奏だったらしく、そこにもちょっと感動。
これは良い音のために良いヘッドホンが欲しくなる系だ。(笑)

お昼休みにチョロチョロと聞いただけでも、都内なら簡単に入るんだなーくらいのライトな気持ちになる。
が、、、それが不幸の始まりだった。

サービス当日の夜 帰宅中

その日の帰りに、ふと電車の中で軽い気持ちで聞いてみようと、取り出して接続。
昼にちょっと待たされることを知っていたので、こんなもんだよねー。と、待てど暮らせど繋がらず。。

えっ、、まだ池袋を過ぎたあたりなんだけど。w 間違いなく都内だよね。 と、赤羽に向かう電車の中で軽く悶絶!
あ、アンテナ伸ばしてなかった。と、伸ばしてみると途切れ途切れではあるが、一応、聞けるようになった。
そして、、赤羽に着く頃には完全に沈黙…。orz

コレは、、ダメじゃん!w

あーあ、、自宅での受信は絶望的かな、、と思いながらも、ひっそりとiOS版のアプリがリリースされていたので、iPhoneにもi-dioアプリをインストール。
iPhoneと接続するために、APモードに切り替えたりしながら、色々試すが、その後の電車の中では全く受信されず。。

サービス当日の夜 最寄駅〜自宅

最寄駅に着き、Wi-Fiチューナーを上に下にと、フリースタイルでの受信*1を試みるが、、これまた反応なし。   失望したまま、、自宅到着。

あ、夜だしベランダに出れば、、電波が入ったりして、昔の遠くのラジオ局の電波を拾うみたいだなー、と昭和に戻った気分でチャレンジ! 東京の方角らしい方向に向かって掲げていると、僅かに受信できることを確認!!

そうだ、昔のFMラジオで、使わなくなったラジカセのアンテナを合体させると、感度が良くなる技があったなー、と思い出す。。

サービス当日の夜 自宅でDIY

時は2016年。
ラジオもネットのストリーミングで聞ける時代に、何とも古めかしいことを夜な夜なやってるなと思いながらも、チャレンジ!!(笑)

たまたま、ワンセグ用チューナーに付属していた外部アンテナ用の部品を発見し、サイズ的にも丁度良かったので、これを流用した。

ガムテープで固定し、完成した二段式を片手に部屋をウロウロ。
ダウンジングをするかの怪しい手つきで、部屋のあちこちを高さを変えながら、東京のの方に向けて色々やっていると、受信可能な高さと方角を発見!

最終的に24時間換気の箱上に設置すれば、電波が常時受信できると確定!

ビバ! 素晴らしきかな、自宅でのi-dio生活。

i-dioの仕様? や動作などを確認する

AndroidスマホiPhoneを繋ぎ変えて分かったことを以下に書き並べる。

  • Wi-Fiチューナーに同時接続できるのは1台まで
    APモードやDirectモードできる複数台繋ごうにもそもそも繋がらない。

  • Androidのスリープ再生は困難?
    手持ちのHTCスマホのせいかWi-Fi directで接続したAndroidをスリープすると、強制的にWi-Fiが切れてしまう。
    そのため、スリープ時のバックグラウンド再生が事実上できない。
    Androidで再生する時はスリープさせないようにしていたが、何だかイケテナイ。。
    移動中の再生はiPhoneを使うべきかな、と思った。

  • Wi-Fi directモードで繋がるAndroidはAPモードでは繋がらない?
    手持ちのHTCはWi-Fi directが使える機種だったためか、APだと接続はできても、再生ができないことが分かった。
    directの方が接続自体が楽なので、全く支障はないのだが。

自宅環境どうする?

とりあえずは再生可能なホットスポットを発見できた。
しかし、高い位置での電源供給は難しく、不安定な場所なので、地震等で転げ落ちる危険性もある。

やはり、ここは外部アンテナに頼るしかないのだろうか。
ちなみに自宅のアンテナは地デジオンリーでUHFタイプのアンテナしかない。

VHFアンテナがあれば、V-Lowアンテナとしての代用も可能だったかも知れないが…。
VHFアンテナは、アナログ停波でとうの昔に販売終了している。*2

V-Lowについてよくよく調べてみると、FMラジオで昔、TVの1〜3chが受信できるようになっていたことを知っているだろうか。 実はあの1〜3チャンネルの一部が今回のi-dioと合致するのだ。
ということなので、VHFのアンテナがなくても、FMラジオ用のアンテナがあれば、代用できるかも知れないことが分かった。
FMラジオ用の外部アンテナであれば、一応売っているようだ。

明日はどうする?

まずは本体に繋ぐための外部アンテナ接続用のケーブルを購入するところからだ。
もしかすると、UHF用でも高い場所にあるし、自家製の二段式ロッドアンテナよりは役に立つかも知れない。

僅かな希望を託して、外部アンテナ接続ケーブル「PJ35B-SP」を買うことにした。
そして、二段式ロッドアンテナになったことで、受信環境も僅かに改善したであろう通勤時間中のエアチェックについても、引き続き模索する予定だ。

乞うご期待。

日本アンテナ 整合器 75Ω(F型)⇔75Ω(ミニプラグ) PJ35B-SP

新品価格
¥537から

日本アンテナ FMアンテナ 水平受信用 強電界軒先用 1素子 AF-1-SP

新品価格
¥2,000から

*1:周りから見ると完全に不審者ww

*2:今更、VHFアンテナを付けるとかもどうかと思うが…