どうも、とむむです。
Chromebook flip C101CAに続く、4台目のUSB-CガジェットがCosmo Communicator社のGemini PDAである。
今、このブログを更新する大きな原動力となっているガジェットだ。
※本エントリーは2018年3月頃に書きかけのまま放置されていたものを蔵出ししたものです。
憧れのPSION
かつてPDAと呼ばれるガジェットが花盛りし時代にPSIONという本体を開くとキーボードが迫り出してくるというペン入力も可能なユニークなPDAがあった。
photo by Andy Armstrong
PSIONはヨーロッパ生まれのオシャレなPDAのイメージがあり、一度は手にしたいものだと思っていた。
ただ、残念ながら日本市場で正式に売られることもなく、ブームが終わる頃には市場から姿を消してしまったので、思い出に残るのみであった。*1
現代に蘇る PSION
そのPSIONを作ったエンジニア達がCosmo Communicator社に集結し、現代版PSIONとも言えるガジェット Gemini PDAがやっと手元に届いたのだ。
パッケージもかなり凝ったものだ!
いずれはLinuxも動くようになるようだが、今のところはAndorid 7.1のみサポートとなる。
一応、最新はAndroidは8.0だが、7.1でもその完成度は必要十分と言ったところだ。
スマホでの利用価値が疑問視されることの多い画面分割も横向きの表示を基本とする「Gemini PDA」であれば、全く違和感なく利用できる点がありがたい。
液晶保護フィルムもニッチなガジェットでもいち早く入手し、寸法を測って発売してくれるミヤビックスのおかげで、反射防止のフィルムを装着済みだ。
機動力、利便性、素晴らしいキーボードを含むバランスの取れたハードウェア!
今回、Wifi + G4 モデルを選んだので、Docomo回線 or Docomo回線を利用する格安SIMであれば、無線LANやWi-Fiルーターがなくても手軽にネットが利用できる。*2
出先でキーボード+そこそこの解像度のスクリーン+4G回線を併せ持つ環境はスマホやタブレット単体では得ることができない機動力、利便性を実現できている。
ちなみに、とむむは英語キーボードを選択したので、ネットで「日本語のキーマップが…」とか、「このアプリで回避したぜ!」みたいな苦労は全くなかった。*3
GPD WINとの棲み分け
通勤中のスタンディングでのワーキングスタイルはGPD Winでもある程度は実現した部分もある。
特にWindows特有のアプリケーションや環境依存をクリアするためにはGPD WINは他に代え難いガジェットだ。
ただ、知人のところでGPD WINで仕事をしている際に言われてショックだった一言がある。
「遊んでいるのかと思った。。。」である。(笑)
きっと、とむむが電車の中で真剣に仕事しているようなときも…
「(この人いい歳して…)なんで、こんなに必死に3○S LLで遊んでいるんだろー。」
と、思われているような気がしている。
更にGPD WINは見た目のデメリット以上にあの独特のキーボードがなかなかの曲者である。
ゆっくり確認しながらタイプする分には実用の範囲内にあると思うのだが、素早く入力したい時に思うように入力できずにイライラすることも多々ある。
なので、最近は常用と言うよりは急ぎの仕事や緊急時に仕方なくというようなシチュエーションやWindows環境でしか確認できない場合のみの利用が多くなってきた。
そのあたりのカバー仕切れていないところは、5月 or 6月くらいに届くであろうGPD WIN2のキーボード部分の改良に力が入っているようなので、多いに期待を寄せている。
まとめ
話がかなり横道に逸れてしまったが、Gemini PDAは近年希にみる素晴らしいキーボードを搭載した素敵ガジェットに仕上がっている。
とむむは例の如くso-netの0SIMを愛用しているので、「GEMINI」で自宅のサーバやAWSに入ったり、このブログの下書きを更新したりと、普段はAndroidの通信制限を設定して自宅ではWi-Fiを掴むが外では常時接続ではなく、必要なときに4Gをオンにしてチョイチョイ使うみたいな使い方で半月ほどで100MBもいかないような生活を送っている。(笑)
新幹線で移動しながら仕事している風の図
本当はもっと使ってもいいと思うのだが、最近の素のAndroidは余計な通信をほとんどしないようにもできるので、WindowsやChromebookと比べてもパケットの消費量が明らかに少なく感じる。
そのあたりはやはり、スマートデバイス向けのOSだけあって、Androidは非常によく作られているなぁ。と感心させられる。
Gemini PDAは今後、UbuntuなどのLinuxにも対応していくがデスクトップ向けのLinuxは通信量の抑制を考慮していないと思うので、UbuntuでGnomeなどを立ち上げてしまうと、各種アップデート等の処理が勝手に動いたりして、そこそこ通信が発生するのではないだろうか。と想像する。
少なくともスマートデバイス向けでよくあるようなWi-Fi通信時と4G通信時の設定を分けることはできないだろうし、通信制限を設定してある一定の通信量を越えたら自動的に4G通信を遮断するようなことも困難かと思う。*4
そう考えると、Ubuntuで4G通信が実現したところで、今以上の使い勝手を期待するのは難しく感じる。
普段はAndroidを利用して自宅などで必要に応じてUbuntuに切り替えて使うのが両者のいいとこどりのように感じる。
いずれにしても、terminalを使うにも文字を書くにも丁度いいサイズ感だ。
狭いカフェや電車の中でも快適に利用できるので、タイトルの通りだ。
Gemini PDAのおかげで、これからの時候の良い時期に公園などでお手軽にモバイルできるようになるので、楽しみだ!