どうも、とむむです。
以下のエントリーで、2017年12月頃にWindows MRヘッドセットと同時購入で、ゲーミングノートPC(DELL Inspiron 15 7577)をお得に購入したことを書いていた。
今回は、約4年ぶりにゲーミングノートPCの買い替えを検討したい。
- 4年前に購入したDELL Inspiron 15 7577を振り返る
- 今買うべきゲーミングノートPCはどの機種か
- ASUS FX506HMはどこで買うべきか
4年前に購入したDELL Inspiron 15 7577を振り返る
とむむが2017年12月に購入したDELL Inspiron 15 7577は、第7世代Intel Coreプロセッサ(Kaby Lake)のCore i7(7700HQ) + GTX 1060 (Max-Q)を組み合わせたゲーミングノートPCだ。
DELL Inspiron 15 7577のスペック詳細
詳細なスペックを改めて書き出してみると、以下の通りになる。
# | DELL Inspiron 15 7577 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-7700HQ 2.8GHz 4core/8thread (Max3.8GHz) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060 (Max-Q) |
Memory | 16GB(8GB x 2) |
Storage | 256GB SSD + 1TB 5400rpm HDD(→1TB SSD 換装済) |
Interface | USB3.0 x 3 , Type-C(USB3.1 ,Thunderbolt3 兼用) x 1 HDMI x 1, SDカードスロット x 1 |
Network | RJ45(Gigabit対応) x 1, Wi-Fi5(802.11ac対応) ,Bluetooth4.2 |
Display | 15.6インチ(非光沢、フルHD、60Hz) |
Size | 389 x 24.95 x 274.7 mm |
Weight | 2.65kg |
Price | ¥129,980(実質*1) |
Storageだけは購入した当初の1TB 2.5インチHDDが壊れてしまったので、1TBの2.5インチSSDに換装済だ。
DELL Inspiron 15 7577の所感
購入当初はネットワーク周りがやや不安定で、無線LANが安定して動かない事象もあったが、ドライバやファームウェアアップデートのおかげなのか、最近はとても安定して動いている。
ゲームの方も、最新の3Dゲームをバリバリやる質ではないので、GTA VやWatchDogsなどの少し古めのオープンワールド系のゲームを遊ぶ分には快適で大きな不満はない。
ただ最近は、Oculus Quest2経由でSteamVRのゲームを動かす時、Wi-Fi6 + RTX3060以上であれば、もう少し快適に動くのかなーと思うようになってきている。
あと、Minecraftが結構好きなので、去年リリースされた Windows 10 版 Minecraft のレイトレーシングで遊んでみたいなーと思っていたりもする。
今回、買い換えを検討するにあたって、とむむの中では上記の2点が大きな動機になりそうだ。
今買うべきゲーミングノートPCはどの機種か
Amazon インテル ゲーミング PCセールに注目!
9/11のエントリーで、Amazonで行われているインテル ゲーミング PCセールをまとめた。
上記でまとめた目的は自分のためというよりは、これからゲーミングノートPCを買おうかなと思っているだけど、どうやって選べばいいの? という人の参考になりそうな情報をまとめたつもりだ。
おかげで、Amazonを起点にした現在のコスパに優れたゲーミングノートPCの絞り込みができたと思っている。
GPUを比較してみる
先程のエントリーで第2位と第1位は、RTX 3050Ti と RTX 3060のゲーミングノートPCが選ばれている。
GTX1060(Max-Q) vs RTX 3050Ti Mobile vs RTX 3060 Mobileのベンチマークを行い、GTX 1060と比べて、RTX 3050Ti と RTX 3060がどのくらいの性能差なのか見ていきたい。*2
複数サイトのベンチマーク結果を見比べる
NOTEBOOKCHECKの結果
Benchmarksの結果
GTX 1060 Max-Q
RTX 3050 Ti
RTX 3060
BTOパソコン ミニ館の結果
ベンチマーク結果をまとめる
それぞれのサイトで利用しているPCのスペックや解像度も異なると思うので、共通しているベンチマークの結果だけまとめてみた。
# | GTX 1060 | RTX 3050Ti | RTX 3060 |
---|---|---|---|
3D Mark Graphics Score | 3419 | 5356 | 8279 |
3D Mark Fire Strike Score | 9112,9148.5 | 13230, 13257 | 18367,17918 |
3D Mark Time Spy Score | 3388,3415 | 6054,6066 | 8318,7778 |
GTX 1060からは、RTX 3050Tiが145-170%程度、RTX 3060が200-240%程度のGPU性能アップと言えそうだ。
RTX 3050Ti、RTX 3060のどちらを選ぶ?
RTX 3050Tiの性能がもう少し控えめであれば悩むポイントはなかったが、RTX 3050TiのGPU性能は想像以上に健闘していることが分かった。
GPUのベンチマーク結果でどちらかを決めることは一旦、保留することにした。*3
GPU以外を比較してみる
GPU以外でみるべきところは、CPU >>> ディスプレイのリフレッシュレート > その他の機能 > 本体の重さ の優先順位かなと思っている。
今回、CPUについては9/11のエントリーで、AMDも取り上げたので、AMDも比較の対象として考えていきたい。
Intel vs AMD
Intelの候補は9/11のエントリーの第2位、第1位、AMDの方はおまけからピックアップしよう。
スペック比較とベンチマークスコアの結果
スペックは各社の公式サイトから、ベンチマークはcpu-monkeyから情報を集めた。
# | Intel Core i7-11370H |
Intel Core i5-11400H |
AMD Ryzen 7 5800H |
---|---|---|---|
コアの数 | 4 | 6 | 8 |
スレッドの数 | 8 | 12 | 16 |
ブーストクロック周波数 | 4.8GHz | 4.5GHz | 4.4GHz |
クロック周波数 | 3.3GHz | 2.7GHz | 3.2GHz |
最大TDP | 35W | 45W | 45W |
Cinebench R23(Single) | 1517 | 1415 | 1445 |
Cinebench R23(Multi) | 5812 | 9237 | 12788 |
Geekbench 5(Single) | 1578 | 1472 | 1461 |
Geekbench 5(Multi) | 5665 | 6576 | 8397 |
特徴的なスペックはアンダーラインを引いてみたが、コア単位の性能で言うと11370Hが優位で、コア数/スレッド数からは5800Hが優位であることが分かった。
一方で、11400HはCore i5ながら6コア/12スレッドで両者(コア単位の性能、コア数/スレッド数)のバランスが優れていると言えそうだ。*4
CPUの比較結果
シングルコアあたりの性能は11400Hと11370Hで、7%程度の差はあるものの、今回はゲーミング用途なのであまり気にならないレベルではないかと思っている。
また、PCとしての総合的な性能でいうと、コア数/スレッド数の多いCPUの方が良いのでCore i7-11370Hは選択肢から外すことにした。
GPUとCPUの検討から2機種に絞り込む
9/11のエントリーの中で、GPUとCPUの検討結果により絞り込まれたのは、以下の2機種だ。
- DELL G15 551
- ASUS FX506HM
ここからは上記の2機種を比較検討していきたい。
絞り込まれた2機種を比較する
DELL Insprion 15 7577と同じフォーマットで、CPUとGPUの比較で絞り込まれた以下の2機種を比較したい。
# | DELL G15 551 | ASUS FX506HM |
---|---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 5800H | Intel Core i5-11400H |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3050Ti | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
Memory | 16GB(8GB x 2) | 16GB(8GB x 2) |
Storage | 512GB SSD | 512GB SSD |
Interface | USB3.2 x 1 ,USB2.0 x 1, USB-C(Thunderbolt4 兼用) x 1, HDMI x 1 |
USB3.2 x 3, USB-C(Thunderbolt4 兼用) x 1, HDMI x 1 |
Network | RJ45(2.5Gbps対応) x 1, Wi-Fi6(802.11AX対応) , Bluetooth5.2 |
RJ45(1Gbps対応) x 1, Wi-Fi6(802.11AX対応) , Bluetooth5.1 |
Display | 15.6インチ (非光沢、フルHD、120Hz) |
15.6インチ (非光沢、フルHD、144Hz) |
Size | 357.3x26.9x272.8 mm | 359.8x22.8 - 27x256 mm |
Weight | 2.57kg | 2.3kg |
Price | ¥120,808 | ¥129,800 |
比較結果からみるべきポイントは?
CPU、GPU以外で注目すべき点は、価格とUSB3.2の数、本体の奥行きだ。
価格は最重要なので、最後に考えたい。
USB3.2の数
DELL G15 551のマニュアルによると、USB(Type-A)は本体の右側面 x 2、背面 x 1の配置になっている。
DELL G15 551はデザイン上奥行きが結構ある方なので、側面にUSB3.0対応のUSBメモリやドライブなどを取り付けられた方が利便性は高そうだ。
ASUS FX506HMは全て側面でアクセス可能なので、DELL G15 551のUSB配置はマイナスポイントになりそうだ。
本体の奥行き
DELL G15 551は272.8mm で、ASUS FX506HMは256mmだ。
16.8mmの差だが、さほど広くない机のスペースに設置する場合は、2cm弱の差でも意外とインパクトがある。
しかも、DELL G15 551は背面にUSB-C、USB3.2(Type-A)、HDMI、電源アダプタのポートが集中する。
少なくとも電源アダプタは接続して利用することが多いことを考えると、背面に空きスペースが必要になる。
こちらも、ASUS FX506HMは全て側面でアクセス可能なので、DELL G15 551の奥行きと背面のポート配置はマイナスポイントになりそうだ。
価格
DELL G15 551の方が1万円弱安い。
DELL G15 551の優位点は、CPU性能、有線LAN速度、BTバージョンの3点のみで、CPU性能以外にはとむむは魅力を感じない。
ASUS FX506HMの優位点は、GPU性能、USB3.2(Type-A)の数、ディスプレイのリフレッシュレート、本体の奥行き、重さだ。*5
GPU性能は重要で、奥行き、USB3.2の数を含むポートの配置周りの重要性は、本体の奥行きでも記載した通りだ。
最終的に、CPU性能差とGPU性能差、使い勝手の差を比較して、1万円弱の価値があるのかどうかになる。
比較の結果
DELL G15 551ではなく、ASUS FX506HMを選ぶ理由は以下の3点だ。
- GPU性能は妥協すべきではなく、約1万円差なら上位モデルを選びたい。
- 設置場所の制約を受けにくいので、奥行きは短い方が望ましい。
- ポート周りの接続のしやすさや使い勝手は重視したい。
ASUS FX506HMはどこで買うべきか
Amazonで買う
9/11のエントリーで、Amazon最安値 + Amazonポイント還元で、実質 ¥129,800相当だと書いていた。
Amazonでよく買い物をする人であれば、Amazonポイントは直ぐに使うことになると思うので、Amazonで購入するでよいと思う。
ASUS Storeで買う
ASUS Storeで、9/10 - 9/13 の72時間限定で、ASUS Store店長の気まぐれタイムセール!というのをやっているようだ。
ASUS FX506HMもセールの対象になっており、Amazonポイント還元価格と同額の¥129,800で売られている。
Amazonポイントよりも現金値引きがいいんだよ! という人は、9/13までだが、ASUS Store店長の気まぐれタイムセール!を利用する手もあると思う。
是非、こちらも検討して頂きたい。
*1:HMDを追加で購入したと考えて、PC本体(¥169,980) - キャンペーン値引(¥40,000)で計算
*2:RTX 3050については、3050Tiよりも15%前後性能が劣るので今回は割愛した。
*3:RTX 3050Tiでもレイトレーシングは動くし、VRでも今よりも十分快適に使えると思われるので、GTX 1060から150%前後の性能アップであれば、RTX3050Tiでも良いのかなと思っている。
*4:Geekbench 5の結果で、Ryzen 7 5800Hに勝っているところは興味深い。
*5:ディスプレイのリフレッシュレートと本体の重さは、とむむはさほど重要視していないので割愛する。
*6:色々とみてきた結果が、9/11のエントリーの第1位と同じで恐縮だ。