とむむの日々

埼玉県某市に住む「とむむ」の日記です。2008年3月から、関心のあることを書き連ねる日常の記録です。

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RTX3060搭載のゲーミングノートPCを購入したので、GTX1060搭載のゲーミングノートPCと比較レビューしてみた!

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どうも、とむむです。

以下のエントリーで買い替えを検討していたが、実際にASUS FX506HMを購入した。

tomm.hatenablog.com

今回はDELL Inspiron 15 7577ASUS FX506HMを比較レビューしてみたいと思う。

到着した日の様子は以下のツイートを参考にして頂きたい。

スペック

まずは、DELL Inspiron 15 7577とASUS FX506HMのスペックを比較してみる。

# DELL Inspiron 15 7577 ASUS FX506HM
CPU Intel Core i7-7700HQ 2.8GHz
4core/8thread (Max3.8GHz)
Intel Core i5-11400H 2.2Ghz
6core/12thread (Max4.5GHz)
GPU NVIDIA GeForce GTX 1060 NVIDIA GeForce RTX 3060
Memory 16GB(8GB x 2) 16GB(8GB x 2)
Storage 256GB SSD + 1TB SSD 512GB SSD + M2.NVMe(空) x 1
Interface USB3.0 x 3 ,
Type-C(USB3.1 ,Thunderbolt3 兼用) x 1
HDMI x 1, SDカードスロット x 1
USB3.2 x 3,
USB-C(Thunderbolt4 兼用)x 1 ,
HDMI x 1
Network RJ45(Gigabit対応) x 1,
Wi-Fi5(802.11ac対応) ,
Bluetooth4.2
RJ45(1Gbps対応) x 1,
Wi-Fi6(802.11AX対応) ,
Bluetooth5.1
Display 15.6インチ
(非光沢、フルHD、60Hz)
15.6インチ
(非光沢、フルHD144Hz
Size 389 x 24.95 x 274.7 mm 359.8x22.8 - 27x256 mm
Weight 2.65kg 2.3kg
Price ¥169,980*1 ¥129,800

こうやって比較してみると、CPU世代が4世代差ということもあり、コア数やターボブーストのクロック数は下位のCore i5にも関わらず、ASUS FX506HMの方が上回っている。
また、本体のストレージ仕様はM2.NVMe + SATAの構成がM.2 NVMe x 2の構成に変わっていたり、SDカードのスロットの有無がある。
それ以外に機能的な差異で言うと、DELL Inspiron 15 7577は電源ボタンに指紋センサーが一体化していたので、それがなくなったのは少し残念に思った。

外観

上面

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液晶サイズは同じだが、上面から撮影すると横幅の長さよりも、ASUS FX506HMの奥行きの短さが目立っている。
天板の形状のユニークさもASUS FX506HMの方がいかにもゲーミングノートPCという風情がある。

底部

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底面から撮影すると、ASUS FX506HMが全体的にコンパクトになっていることがよく分かる。
また、底面のデザインもゲーミングノートPCらしさに溢れているのが、ASUS FX506HMの方だ。
ちなみに、DELLALIENWAREというゲーミングPC専門のブランドもあるので、そのあたりは差別化しているのではないかと思う。

側面(右)

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DELL Inspiron 15 7577は左右にバランスよく配置されている感がある。
ASUS FX506HMはUSB3.2(Type-A)x1のみだが、DELL Inspiron 15 7577はHDMIx1、USB-Cx1、USB3.0 (Type-A)x2、ヘッドフォン端子がある。

側面(左)

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ASUS FX506HMはほぼ左側に集中して配置されている。
ASUS FX506HMは電源、RJ45(Gigabit対応)x1、HDMIx1、USB3.2(Type-A)x2、USB-Cx1、ヘッドフォン端子がある。
DELL Inspiron 15 7577はケンジントンロック、電源、RJ45(Gigabit対応)x1、USB3.0 (Type-A)x1、SDカードスロットがある。

ケンジントンロックはオフィスで利用するノートPCに付いているイメージなので、ゲーミングノートPCに搭載されているのは少し珍しいかも知れない。

正面

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改めて比較してみると、本体の大きさの割には、DELL Inspiron 15 7577のキーボードはあまり大きくないことに気付く。
キートップASUS FX506HMと比べると少し小さいくらいだ。
また、DELL Inspiron 15 7577はトラックパッドがやたらとデカイので、アンバランスな感じがする。
*2

その点、ASUS FX506HMはゲーミングらしいイルミネーションがあったり、派手さはあるがキーボードやトラックパッドは堅実な作りになっているので、違和感は全くなかった。

ベンチマーク

ドラゴンクエストX ベンチマークが好きなので、最高品質、1920 x 1080、フルスクリーンの条件で試してみた。

hiroba.dqx.jp

結果

DELL Inspiron 15 7577

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ASUS FX506HM

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GPUの世代的には2世代差なので、倍くらい差が開くかと思ったが、1.6倍くらいだった。
とは言え、DELL Inspiron 15 7577の後からベンチーマークをスタートしたASUS FX506HMが途中の段階で軽々とDELL Inspiron 15 7577の数値を抜いていく様はなかなかの圧巻だった。

体感

minecraft

スクショは撮っていないが、GTXのレイトレーシング効果は絶大Nvidiaが無料で配布しているマップをいくつか試してみたが、別世界だった!
どんな感じか以下の公式にある比較動画を見てもらえると分かりやすいと思う。

www.nvidia.com

自宅にminecraftのサーバを立てているので、サーバでレイトレーシングを有効にしたらどんな感じになるのかも試してみたいと思う。

SteamVR

こちらはVRなのでスクショでお伝えしづらいので、文字だけでご勘弁頂きたい。
Oculus Quest 2Virtual Desktop経由で、SteamVRを動かしている。

www.vrdesktop.net

DELL Inspiron 15 7577と比べると驚くほどに快適でスムーズに動くようになったし、Oculus Quest 2内の画質がクッキリと格段に向上している!
久しぶりに新バージョンに上げて試したこともあり、もしかしてソフトのバージョンアップで改善されたのか? とDELL Inspiron 15 7577も条件を揃えてやってみたが、動きは多少マシになっていたものの、画質は以前と変わらずで少しボヤケた感じだった。。
SteamVR版のBeatSaverはやっぱり綺麗だなぁ。と思ったし、SteamVR版のGoogle Earthで今まで住んだことのある場所を鳥のように探索したりと、Oculus Quest 2のバッテリーがなくなるまで遊び続けてしまった。w

仮想通貨

GPUの効果を知りたいのであれば、仮想通貨のマイニングが分かりやすいと考えたので、久々にマイニングをやってみた。

Windows上でマイニングする方法もあるが、どうせやるのならLinuxでしょう!
ということで、USBブート可能なマイニング向けのLinuxで良さげなやつを探してみた。

HiveOS

今一番人気がこのHiveOSのようだ。

hiveos.farm

HiveOSはディスクへの書き込みが結構あるそうなので、USBメモリへのインストールはオススメできないそうなので、USB-HDDにインストールしてみた。

DELL Inspiron 15 7577

ブートはOKでログインまでできたが、マイニングがいつまで待っても開始されない。。。
結局、原因は不明だったが、モバイル向けのGPUは対応していないのでは?? と思った。

ASUS FX506HM

ブートはOKなのだが、X-Windowが起動するところでコケている模様。。
X-Windowが起動しないと、ログイン画面まで到達できない。。

いずれもまともに動かすことができず、、なんだか門前払いを食らったような気持ちになった。。

NiceHash OS

Windowsであれば、NiceHash QuickMinerを使えばいいだけだが、ここでもあえてLinuxベースのOSにチャレンジしてみる。*3

なお、NiceHash OSはUEFIをサポートしておらず、Legacy BIOSでの起動が必須のようだ。

www.nicehash.com

ASUS FX506HM

ASUSCSM(Compatibility Supported Module)で、Legacy BIOSに切り替えるようなのだが、ASUS FX506HMにはCSMへ切り替えるオプションがないようだ・・・。

faq.tsukumo.co.jp

デスクトップのマザボでもグラフィックカードが刺さないと、CSMが無効化のままという謎仕様だったりするが、ノートパソコンはそもそも設定が存在しないようである。。

DELL Inspiron 15 7577

先に試したASUS FX506HMがLegacy BIOSに切替できず、全く起動できないことが分かったので、比較にならないのでDELL Inspiron 15 7577では試していない。

一応、以下のマニュアルによると、Enable Legacy Option ROMsという設定があるので、Legacy BIOSでの起動はできるはずだ。

www.dell.com

NiceHash QuickMiner

結局、Windows10上でNiceHash QuickMinerを起動させることにした。*4

チューニング前

とりあえず、動かしてみたところだ。
表記が誤っているが、GTX2060になっている方がDELL Inspiron 15 7577で、RTX3060がASUS FX506HMだ。

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まとめると以下のような感じになる。

・合計: 53.96MH/s
Inspiron 15 7577 : 13.37MH
ASUS FX506HM: 40.59MH

GTX1060はもう少しいけるかなと思ったが、RTX3060の半分以下であった。

チューニング後

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MSIAfterBurnerをインストールし、以下のサイトの値を参考にチューニングしてみた。*5

www.nicehash.com

どちらも値が向上した!
まとめると以下のような感じになる。

・合計: 58.04MH/s
Inspiron 15 7577 : 16.49MH
ASUS FX506HM: 41.55MH

ノートパソコンの場合、AfterBurnerで温度調節ができないのだが、合計で4MH/sほど増やすことができた。

まとめ

指紋認証SDカードスロットSATASSDが再利用できないなど機能的な差異で若干劣る点もあったが、ASUS FX506HMは概ね期待通りの性能でDELL Inspiron 15 7577からの買い替えとしては大満足と言える。
とむむと同じように、GTX10X0台のゲーミングノートPCをお使いで不満のある人は是非ともRT30X0台に買い替えてもらえるとよいと思う。
特にVRでの効果は顕著で同じゲームでも快適さやクオリティに格段の差を感じることができると思うからだ。
中でも、ASUS FX506HMはなかなかコスパが良いので12万円台やそれ以上に安い時があれば、狙い目だと思うので、是非とも検討して頂きたい!

おまけ:GPUマイニング

今回、ASUS FX506HMに搭載されているRTX3060 Laptopのマイニング能力が意外と高いことが分かった。

ゲーミングノートPCは主にゲームの用途で利用しており、普段使いはしないので、ゲームをしない時はマイニングするのも悪くないなーと思い始めた。
24時間NiceHash QuickMinerのマイニングを稼働させた際に稼げるBTCから自宅の電気料金を差し引いても利益が出ること分かった。
そのため、先週末から1週間くらい動かしてどのくらい稼げるものか実験を開始した。
この結果は別のエントリーにまとめたいと思うので、お楽しみにして頂きたい。

*1:HMDを追加で購入したと考えれば、PC本体(¥169,980) - キャンペーン値引(¥40,000)だった

*2:キーボードの操作と変に干渉することがあり、マウスを併用していたこともあった。。

*3:NiceHash OSに関しては細かいチューニングもできないので、正直あまりオススメはできないと思う。

*4:最初からそうすればいいじゃん! というツッコミはご勘弁を・・・。

*5:実際にはデスクトップ版とは異なるので、設定出来る内容も範囲も同じではなかった・・・。