どうも、とむむです。
秋葉原の店頭にも登場し、GPD Pocketの存在が広く一般にも知られるようになってきているが、とむむはクラウドファンディングの時からどうも食指が動かない。
その結果・・・2台目*1のGPD Winを購入するに至ったので、その経緯をまとめておきたいと思う。
GPD Win vs GPD Pocket
まずは・・・両者の比較をやっておきたい。
機種 | GPD Win | GPD Pocket |
---|---|---|
OS | Windows10 | Windows10 |
CPU | X7-Z8750 1.6GHz | X7-Z8750 1.6GHz |
ディスプレイ | 5.5型ワイド | 7型ワイド |
解像度 | 1280x720 | 1920x1200 |
グラフィック | HD Graphics 405 | HD Graphics 405 |
メモリー | 4GB (LPDDR3-1600) |
8GB (LPDDR3-1600) |
記憶装置 | 64GB (eMMC 4.51) |
128GB (eMMC 5.1) |
サウンド | モノラルスピーカー内蔵 | モノラルスピーカー内蔵 |
サイズ | 幅155mm×奥行き96mm×高さ23.5mm | 幅180mm×奥行き106mm×高さ18.5mm |
バッテリー駆動時間 | 8時間 | 12時間 |
重量 (バッテリー装着時) |
365g | 480g |
無線LAN機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth機能 | Bluetooth® 4.1 | Bluetooth® 4.1 |
インターフェース | 外部ディスプレイ出力:miniHDMI×1 USBポート:USB3.0(Type-C)x1 , USB3.0(Type-A)×1 オーディオ:3.5mm オーディオコンボジャック×1 TFカード:TFカード (最大256GB) ボタン:デジタル12ボタン+十字キー アナログスティック:2本4軸 |
外部ディスプレイ出力:microHDMI×1 USBポート:USB3.0(Type-C)x1 , USB3.0(Type-A)×1 オーディオ:3.5mm オーディオコンボジャック×1 TFカード:なし ボタン:なし アナログスティック:なし |
改めて比較してみると、同じGPD社の小型ノートPCなので、CPUやチップセットがほぼ同じためか、スペックがとてもよく似ていることに気づかされる。
一応、GPD Win→GPD Pocketの変更点についても整理しておこう。
なお、GPD Pocketはゲーム用途ではなく、普通の小型ノートPCとして使えることを重視して開発されたらしい。
それに伴って、キーボードのサイズやキーの打ちやすさを主軸にディスプレイサイズ、本体サイズの大型化が行われている。
良くなった点
解像度が向上しFHDになり、バッテリー容量が増えたので、バッテリー駆動時間が8時間から12時間に延びた。
MemoryとeMMCが倍増し、eMMCの規格が4.51から5.1に変更されている。
個人的には、GPD Winのあのポチポチキーボードも気に入っているが、GPD PocketはVAIO type PやLet's Note R系などの小型ノートPCのキーボードを普通に使いこなしていた玄人向けとしては、かなりいい感じのサイズに仕上がっている。
HDMI出力の端子がminiからmicroに変更されたのは些細な変更点と思われがちだが、決してそうではない。
miniHDMIとType-C端子の大きさが非常によく似ている。
そのため、GPD Winで電源用のType-Cケーブルを誤って、miniHDMIに挿しそうになる問題があるからだ。
この変更点はGPD Winを使っている者からすると、何気に大きい。
最後にボディがフルアルミのボディになって剛性は遥かに向上し、見た目もMacBook系を意識しているようで、かなりスタイリッシュになった。
悪くなった点
GPD Pocketのスペックを見て1番がっかりしたのは、表の中で唯一太字にしたTFカード*2がない点だ。
この点については長くなるので後で述べるとして、それ以外は本体の大型化とフルアルミの重量増で、GPD Winに比べると携帯性が損なわれたと言える。
GPD Winは液晶画面をキーボードに対して180度まで開くことができたが、GPD Pocketは本体の構造上180度は難しいようだ。
GPD Pocketを見送った理由
- TFカードスロットなし
ファーストインプレにも書いたが、とむむはGPD Winに128GBのmicorSDXCカードを装着して使っている。
microSDカードのスロットは、内蔵のSSDやeMMCの換装ができない小型ノートPCやタブレットにとっては容量不足という砂漠の中のオアシスのような存在だ。
GPD Pocketの内蔵ストレージの容量が倍増したからと言って、TFカードスロットの搭載を見送る理由が全く見当たらない。
発表当初はまさかの事態に信じられず、見落としているだけではないかとスペック表を3度くらい見返した末に裏切られたような気持ちになり、とてもガッカリした。
- インターフェイスの並び順
GPD Pocketは本体の右側面に必要なインターフェイスを集めている点はデザイン的にも見栄えもよく好感が持てたのだが、その並び順がどうも好きになれなかった。
手前の方からUSB3.0(Type-C)、microHDMI、ヘッドフォン端子、USB3.0(Type-A)という並びになる。
電源ケーブルを挿して使うことを想定すると、本体の手前の方にType-Cケーブルがビョンと伸びるので、この並び順は如何なものかな。と、思う。
あるべき姿としては、USB3.0(Type-C)が1番奥ではないだろうか。
使い勝手を重視した並び順としては、手前からヘッドフォン端子、USB3.0(Type-A)、microHDMI、USB3.0(Type-C)が妥当ではないかと思う。
基盤のデザインの関係で前後を入れ替えるのが難しいケースも考えられるが、最低でも同じUSB3.0のType-AとType-Cを入れ替えることは可能だと思う。
↑かなり、強引な画像加工だが、Type-AとType-Cを入れ替えると、こんな感じになる。
- トラックポイントの位置
ThinkPad230csを愛用し、トラックポイントの素晴らしさに目覚めてからVAIO C1シリーズもこよなく愛したとむむとしては、このトラックパッド一択の世の中でLenovo以外のノートPCで、トラックポイントを採用したことは、本当に嬉しく思っており、この勇気ある決断に拍手を送りたい気持ちになった。
しかしだ・・・どうして、あんな手前になったのか。。。。
VAIO C1だってVAIO Type Pだって、ちゃんとキーボードの真ん中に鎮座していたではないか、Lenovoの特許云々で真ん中に置けないというのも考えにくいし、デザインの問題なんだろう。
GPD Pocketが発表された際にキーボードの配置はまだ悩んでいるから、どんどん意見ちょうだいね! みたいなことを書いていたではないか。
全ての意見を採用することは難しいとは思うが、とむむが見た限りでも「トラックポイントをキーボードのセンターに!」 という意見はいくつかあった。
全体の中では少数だったのかも知れないが、採用されなかったのが本当に残念でならない。。
なんか、GPD Pocketのダメ出し大会みたいになってしまって、GPD Pocketを喜んで使っているユーザを敵に回している感もあるが、近年、稀に見る素晴らしいガジェットだからこそ・・・言いたいことが沢山あるのだ。 ここに書いた3つのうち2つでも改善されたGPD Pocketを即買いするのに・・・という思いは今でもある。
長くなったので、その2に続けることにした。
近日公開予定なので、お楽しみに!
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