とむむの日々

埼玉県某市に住む「とむむ」の日記です。2008年3月から、関心のあることを書き連ねる日常の記録です。

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10月最終週に無事ゲット完了! ファーストインプレなど | GPD Win への道 その3

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どうも、とむむです。

10月28日に我が家にも、遂にGPD Winがやってきた!
とむむのOrder IDは、400番台の前半だったので、比較的早く到着した模様だ。
既にtwitterなどで、盛り上がっていたり、開封レポートも複数上がっているようなので、とむむの気になったポイントを中心にファーストインプレッションをお送りしたい。

このサイズ感、このスペック、ほぼ全てに満足!

入手する前から分かっていたことではあるが、やっぱりコレでしょ! 感は非常に強い。
VAIO Pを手にした時も感動した覚えがあるが、その後に個人輸入してゲットしたmbookONKYO BXをゲットした時と似たような既視感がある。

tomm.hatenablog.com

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外観写真や開封レポートはせずに、良かった点と残念な点を3つずつ挙げたいと思う。

GPD Winの良かった点

1. 入力デバイスが豊富で捗る

ゲームでの利用を想定しているだけあって、ボタン類やアナログコントローラといった入力デバイスが非常に豊富で助かる場面が多い。

キーボード操作の際にもアナログコントローラの右がマウスポインタ、左がスクロール、LRボタンがマウスの左右クリックの役割を担ってくれるので、小型テバイスでありがちなマウス操作がしづらく、外付けマウスを利用しないと使い物にならない的な本末転倒展開*1に全くならず、本当に助かる。

静電式のタッチパネルもWindows 10以降であれば、タブレットモードに切り替えることで操作性が上がったり、普段使いでもちょっとした操作なら十分使えるので、小型デバイスだからこそ嬉しい機能と言えよう。*2

 2. 拡張性に妥協なし、最新のUSB-C採用も!

この手のデバイスの泣き所は拡張性の無さだ。だが、GPD Winはその点にも妥協はない。MicroSDスロット、フルUSB3.0、USB-C、HDMI-Bといった拡張性が用意されているので、やろうと思えば、デスクトップマシンとして利用することも可能だ。 とむむは、HDMI出力を利用して、大画面のテレビに写しだして本体をコントローラのようにして遊ぶために、HDMIタイプAメス-HDMIタイプC(mini)オスの変換ケーブルを購入した。

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まだ、試していないが、画面をミラーリングしてPS VRに映し出せば、GPD WinをコントローラにHMD内でゲームが遊べる! というような裏ワザ的なこともできそうだ。*3

 3. Atom x7-Z8700のパワー侮りがたし

Bay Trail世代のAtomタブレットを入手した時も、Clover Trail世代からの進歩や進化を目の当たりにして感動した覚えがあるが、Cherry Trail世代はそれ以上だった。
しかも、x7クラスというAtomの中でも最上位グレードが使われているので、パフォーマンス面は本当に申し分ない。*4

特にグラフィック面においては、Broadwell世代のIntelHD Graphicsが採用されているので、最早Atomとは思えない程のグラフィック性能を持っていると言える。*5

GPD Winの残念な点

1. 液晶のデフォルト向きが縦!?

何のこと? と思った人はこの写真を見て欲しい。

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ああ、タブレットとかでよくある回転した状態でしょ? と思った人もいるかもしれないが、そうではない。
電源投入時の起動画面はロゴの向きを横にしている所為で気づかない人もいるとは思うが、この時点でも実は縦を向いている。 回転を固定する再起動後に縦画面で上がってくるのも、微妙だ。

縦のタブレット用の液晶を使っている可能性もあるが、さすがにノート型のデバイスなので、デフォルトの向きくらい何とかならなかったのかと思う。 今後、BIOSのアップデート等で改善する可能性もあるが、日本正式版では是非とも解消して販売して欲しいと思う。

2. 電源関係が不安定??

先行ゲット組の皆さんからも、twitterなどで報告が上がっていたのだが、デフォルトのパワーマネジメント設定だと、以下の不具合がある。

  • スリープするとかなりの確率でスリープからの復帰に失敗する
  • スリープ状態で充電すると即電源が落ちる

以下の手順で、PPM設定を変更すると良い。

  1. 起動時に[DEL]キーを長押しして、BIOS画面に入る。 Advanced -> PPM Configurationを選択する。 f:id:tomumu:20161106154545p:plain

  2. Max CPU C-State -> C7 から C6 へ変更する。 f:id:tomumu:20161106154907p:plain

これで、100%失敗することはなくなるが、フル充電すると大抵電源が落ちており、再投入が必要になる。
また、再投入時に電源ケーブルを付けっぱなしにしていると、漏れ無くAndroidで電池がなくなった時の充電画面みたいなものが出る。

BIOSを見ていると、Androidでブートするモードのようなものもあったので、基盤がコンパチになっているのか理解できたが、このあたりの電源周りの挙動は・・・さすがにちょっと、もう少し何とかならなかったのかと思う。 このあたりも、今後のBIOSアップデート等で解消することも期待しつつ、日本正式版発売までには直してもらえれば・・・と思う。

3. 縦の解像度が720・・・

GPD WinはゲーミングタイプのUMPCなので、仕方がないという側面もあるので、声を大にして言うつもりはないが・・・。
アプリケーションやゲームによっては、縦が768ないとインストールすらさせてもらえないことがあるのでは? と思った。*6 今時のアスペクト比なので、16:9が基本なのは分かる。
ただ、縦のバランスを考えれば、1366x768くらいの解像度でも良かったのではないかな、とは思う。*7

マシンスペック的にはフルHDでも普通に動くとは思うが、ゲーミングという用途を考えると、解像度はあえて下げて、グラフィック性能を十二分に発揮できる方が良いとは思うので、この残念な点は恐らく、少数意見になるだろう。

1週間くらい使っての感想・・・

やはり、このサイズでこの重さ、この機動力は他に代えがたい。
内蔵のSSD(eMMC)が64GBと小容量なので、128GBのmicroSDを購入してデータなどはこちらに保存するようにしている。

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容量に余裕ができたので、しばらくは問題はなさそうだ。

また、早速、Anniversary Updateを当てた。

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Anniversary Updateのおかげで、Bash on Windowsが使えるようになる。
この小型PCの中でエミュレーションなしで、Linux(Ubuntu 14.04相当)を作れるようになるのは、ちょっとした感動だ。

エミュレーションと言えば、PS系のゲームコンソールをいくつか試してみた。

  • PS2系は残念ながらゲームが始まると、FPSが50〜70%程度に落ちるので、正直難しい。
  • PSP系はPPSSPPとの組み合わせが非常に快適。レンダリングをGPD Win側で行えるので、実機よりも綺麗に出る。
  • PS系も普通に快適に動くので、問題ない。

電池のもちは、半日ほどスリープして持ち歩くと、30〜40%程度減っていたが、省電力モードを工夫すればもう少しマシになるかも知れない。 

一応、手持ちのモバイルバッテリとの接続にmicroUSBをUSB-Cに変換するアダプタも購入した。

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2個セットで比較的安価だった。
今のところ、特に問題なく利用できているし、手持ちのmicroUSBケーブルが利用できるので、非常に便利だ。
今後、USB-C対応のガジェット類が増えていくことを考えると、数が多いに越したことはないと思う。

ファーストインプレッションとしては、以上になる。

最後に今すぐ欲しい人は、並行輸入品をゲットしてみると良いと思うが、慎重にいきたい人は日本正式版を待つべきと考えている。
理由は以下の3点だ。

  • 技適を通していないので、無線LANBluetoothの国内利用はNG
  • (ファーストインプレでも書いたが)電源周りの挙動が怪しい
  • (ファーストインプレでも書いたが)デフォルトの液晶向きが縦で若干使いづらい 

技適の件は運用上色々と困難な局面があるのと、USBの無線LANアダプタなどを利用したりする不便さを考えると、色々と面倒なことが多い。
普通に使いたい人は、日本正式版を待つべきだろう。

今後も、面白い活用法や日本正式版の情報などが出てきたら、随時取り上げていきたいと思う。

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*1:Onkyo BXが残念ながら、正にソレでBluetooth Mouseを持ち歩いていた…

*2:mbookOnkyo BXでも、画面がタッチパネルになっていたが、DSや3DSでお馴染みの感圧式なので、ペンや爪での操作を要求されて実用的とは言い難かった…

*3:既に手持ちのPCでも試してみたのだが、FullHDだとPSVR側の解像度が足りなかったり、PCを手元でコントロールできなかったりで、なかなか不便なことが分かった。GPD Winなら、そのあたりの問題もクリアできるのでは? と思っている。このネタは後日試してみる予定だ。

*4:x7-Z8750であれば、更に言うことがなかったのだが・・・。

*5:Youtubeなどで公開されいるが、3〜4年くらいの前の3Dグラフィックスが必要なゲームであれば、ほぼ普通に遊べるレベルだ。

*6:とむむ的にダメだった具体例は、PS4のリモートプレイ。。。きっと、画面を外付けにして、解像度を上げれば、解消するはずだが。。

*7:まぁ、そんな特殊な解像度の液晶を採用すると、逆に高くなるのなら、一層のことフルHDでいいのではないかと思うが・・・。