どうも、とむむです。
今週、1月26日は格安SIM業界において、記念すべき日になったんじゃないかと思う。
そして、昨年に何度か書いていた「テザリングオプションに500円払うくらいなら~」の新シリーズを始めることにした。
昨年の12月25日から約1ヶ月が経過し、何と…0SIMの一般販売が開始したのだ。 興奮も冷めやらぬうちに色々とまとめておきたいと思う。
改めて問う0SIMの衝撃とは何か?
1人1契約、3ヶ月間未使用の場合に即解約という制約を除けば、毎月500MBまで無料で使える夢のSIMだ。*1
少し前までは、「デジモノステーション 2016年2月号」という雑誌でしか入手できなかったのだが、1月26日以降は一般販売されることになった。*2
一般販売で何が変わったのか?
初期手数料が3000円必要になり、データプラン以外にもデータ+SMSプランやデータ+音声プランが追加された。
また、SIMサイズも申込時にnanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類から選べるようになった。
データ+SMSプランが月150円〜で、データ+音声プランが月700円〜になる。
やはり、基本料金0円で500MBまで使えるというブースト効果のおかげで、これらのプランにおいてもこの価格帯からのスタートはかなりのインパクトがある。
データ+SMSプランの登場は、セルスタンバイ問題を抱えたスマホでの0SIM運用を考えている人にはありがたいプランと言えそうだ。
1人で複数のSIMを利用する方法
以下のエントリーにも書いたが、同じ家族でも契約の名義が異なれば契約が可能だ。
奥さんや親兄弟に頼み込んで、0SIMを契約してもらえば、1人で複数枚利用することもできるということだ。
ただし、この運用は500MBを超えた場合の請求が思わぬ親族間のトラブルに発展する恐れw があるので、その点は注意すべきだと思う。*3
複数枚の0SIMをどのように活用するのか?
デュアルSIMが刺さるモバイルWi-Fiルータで約1GB運用
これはとむむが実践している方法だが、2枚の0SIMをAterm MR04LNで利用すれば、499MBに上限を設定し、SIM切替で合計約1GBの比較的スムーズな運用が可能になる。*4
もし、これからこの方法を考えているのであれば、SIMはMiroSIMを契約することを強くオススメする。
というのも、MR04LNはSIMをスロットに挿入して固定するという構造上、SIMアダプタでの運用がオススメできないし、NECもSIMアダプタでの使用を推奨していない。*5
SIMフリーやdocomoの白SIMのスマホやタブレットで運用
最近はdocomo系のSIMに対応した安くてそこそこ動くAndroid端末が新品、中古問わず、多く出回っているので、スマホやタブレット単体で運用するのもいいだろう。
ただし、スマホの場合はピクトアンテナとセルスタンバイ問題があるので、ここはケチらずにSMSプランをオススメしたい。
また、上限の500MB以内に抑えたいのであれば、Android 4.x以降でOS標準機能にあるモバイルデータ通信のアラームや上限設定で通信量を制限するという方法も使える。
特定用途に特化した利用の仕方だと、以下の2点があるのかなと思っている。
- カーナビ用タブレットの通信機能
- IoT用の通信機能
カーナビでの利用はよく行く場所の地図やこれから行く場所の地図をローカルに保存しておくのが前提となるが、渋滞情報やローカルにない場所に行った際の通信機能として活用できる。
IoTはUSBタイプのSIMアダプタの入手や電源の確保が前提となるが、屋外や自宅の無線LANが届きにくい場所にwebカメラや各種センサーなどを仕掛けたり、従来はネットに接続することが難しかったようなシチュエーションで活用できそうだ。*6
次回以降は0SIMの運用について、色々な角度から見ていこうと思っているので、乞うご期待。
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*1:500MBを超えた場合も、100MBごとに+100円で最大1600円で5GBまで使えるというのも、良心的な価格設定だと思う。
*2:ニュースサイトやSNSの反応はかなり好意的で世間の注目度も高い。そのため、申込みが殺到し、しばらくは入手困難になるのではないかと予想される。
*3:500MBを超えてしまった場合は、クレジットカードの請求が来る前に、請求額よりも少し多めの支払いを済ませておくと、後々トラブルにならなくて良いのではないだろうか。
*4:2枚以上の場合もSIM差し替えて、上限値をリセットするというやり方もやれなくない。
*5:とむむはスロットを壊しかけるという苦い経験を通して、NanoSIMをmicroSIMアダプタに接着するという運用に切替えた。w
*6:メンテナンス時のリモートログインや日次や週次で圧縮した画像、ログのやり取り程度であれば、500MB以内で事足りるのではないだろうか。